TREATMENT

施術一覧

Sleep disorder

睡眠外来

睡眠外来とは

質の良い睡眠は、心身の健康を維持し、日中のパフォーマンスを高めるために不可欠です。

当院の睡眠外来では、「眠りに満足できない」というすべての症状に対応し、内服、栄養セラピー、漢方を組み合わせた多角的なアプローチで、患者様が本来持っている快眠の力を引き出すことを目指します。

入眠障害(寝付けない症状)についても、内服治療(入眠剤処方を含む)や他の治療を組み合わせて積極的に診療を行っております。睡眠に関するすべてのお悩みについて、お気軽にご相談ください。

こんな睡眠のお悩みはありませんか?

以下のような症状は、単なる体質のせいではなく、適切な診断と治療が必要な睡眠障害かもしれません。

  • 入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒: なかなか寝付けない、夜中に何度も目が覚めてしまう、予定よりも早く目が覚めてしまう
  • 過眠: 日中に強い眠気に襲われ、仕事や日常生活に支障が出ている
  • 呼吸と関連した症状: 大きないびきをかく、睡眠中に息が止まっていると指摘された
  • 起床時の不調: 朝起きたときに頭痛がする、熟睡感がなく疲労が取れない
  • 身体の不調: 寝る前に足がムズムズして落ち着かない(むずむず脚症候群)

睡眠障害が心身に与える影響

睡眠は単に体を休める時間ではありません。日中に消耗した脳や体を修復し、記憶を整理し、免疫機能やホルモンバランスを整える重要なメンテナンス時間です。

睡眠の質が低下すると、集中力や記憶力の低下、イライラなどの精神症状に加え、高血圧や糖尿病といった生活習慣病のリスクを高めることも明らかになっています。正確な診断に基づいた適切な治療で、健康的で活発な日常を取り戻すことが可能です。

当院の3つの柱による治療アプローチ

内服・栄養・漢方を組み合わせた多角的アプローチ

当院では、患者様の睡眠障害の原因や体質を詳細に分析し、西洋医学的な内服治療に加え、根本的な体質改善を目指す栄養学と東洋医学的な漢方を組み合わせたオーダーメイドの治療を提供します。

●西洋医学に基づいた内服治療(内服)

診断結果に基づき、安全性が高く、依存性の低い薬剤を厳選し、最小限の使用を心がけます。入眠剤を含む薬剤の処方を通じて、入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒など、不眠の種類や、合併するうつ症状や不安症状に合わせて、適切な薬を選択・調整し、質の高い睡眠をサポートします。

●根本から整える栄養セラピー(オーソモレキュラー)

睡眠と覚醒をコントロールするセロトニン、メラトニンなどの神経伝達物質やホルモンは、体内で生成されます。この生成には、ビタミンやミネラルが不可欠です。

栄養セラピーでは、血液検査を通じて睡眠に関わる栄養素(例:鉄、マグネシウム、ビタミンD、タンパク質など)の過不足を特定し、食事指導や高濃度サプリメントを用いて根本的な栄養バランスを改善することで、体の中から睡眠の土台を立て直します。

●体質とバランスを重視した漢方治療

東洋医学では、不眠を「気・血・水」のバランスの乱れや、内臓の機能低下(特に肝や心)と捉えます。

漢方薬は、西洋薬のように単一の症状を抑えるだけでなく、身体全体の調子を整えることに優れています。不眠に伴う不安やイライラ、冷え、消化器の不調など、個々の体質や付随する症状に合わせて漢方薬を処方し、自然な眠りへと導きます。

主な対象疾患と検査

●主な対象疾患

  • 不眠症(入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒)
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
  • むずむず脚症候群
  • 過眠症
  • 概日リズム睡眠・覚醒障害 など