Lower eyelid blepharoplasty
下眼瞼除皺術(かがんけんじょすうじゅつ)
下眼瞼除皺術
下眼瞼除皺術(かがんけんにょすうじゅつ)は、下まぶたのたるみやしわを改善する美容外科手術です。
具体的には、下まぶたの皮膚を切り取ったり、脂肪を移動させたりして、たるみやクマを解消します。
下まぶたの皮膚を切り取り、眼輪筋と眼窩隔膜の間を剥離し、余った皮膚をしっかり伸ばして、眼輪筋を目尻の方向に引き上げるように縫い縮めることで、リフトアップ効果を高めたるみを改善します。
不要な眼窩脂肪を減量することで、下まぶたのふくらみも改善します。
術後の過ごし方・副作用
【術後の過ごし方】
洗顔・化粧・コンタクト
当日はお休みしてください。
翌日以降は目の周りも含め洗顔していただけます。
洗顔後は術後にお渡しする塗り薬を、綿棒などに取って傷に塗布してください。
(塗り薬は目に入っても問題のないものです)
翌日から2週間程度は、内出血を防ぐため、目の周りは極力やさしく扱ってください。
化粧水・乳液などのスキンケア製品は、傷の部分も含め翌日からお使いいただけます。
ピーリング効果など刺激性のあるものは1か月程度は控えてください。
化粧は傷の部分以外は直後から可能です。傷の部分は抜糸の翌日から可能です。
コンタクトレンズの装着は、一般的に術後1週間後から可能になります。ただし、クリニックによっては術後当日から装着可の場合もありますが、その場合は違和感が生じた場合は使用を中止する必要があります。
入浴・冷却・運動
術後当日はご帰宅されましたら、濡れタオルなどで圧迫しつつ軽く冷やしていただくことをおすすめします。
内出血が生じないように、施術から1週間はシャワー浴とし、温まり過ぎないよう短時間で済ませてください。
それ以降は制限はありません。
運動も血流が良くなると腫れやすくなります。1週間程度は運動をお控えください。
飲酒・喫煙
飲酒は、血流が良くなると腫れやすくなります。3日間は過度の飲酒をお控えください。
喫煙は傷の治りに悪影響を及ぼします。傷の治りが遅れると、傷あとが目立ちやすくなります。
術前2週間と、術後最低2週間、できれば1か月間は、禁煙をおすすめします。
目元のマッサージ
1か月間はお控えください。
【副作用・リスク】
痛み
麻酔の効果は2~3時間で切れます。術後にお渡しする痛み止めをご利用ください。
痛みは5~7日ほどで落ち着くことが多いです。
腫れ
腫れは当日よりも2,3日目にピークが来る場合もあります。
1か月でだいぶ落ち着きますが、完全に腫れが引くには2~3カ月程度を要します。
傷あと
しばらく赤みが続きます。赤みは3~4週で落ち着くことが多いです。
体質によっては、色素沈着が生じることがあります。色素沈着の改善には3カ月程度要する場合が多いです。
最終的に白っぽい線状の傷あとが残ります。傷あとは下まつ毛のキワに沿いますので目立ちにくいですが、傷あと自体が全く消えてなくなる、ということはありません。
内出血
内出血が生じると、下まぶたの一部または全体が紫色になることがあります。
3週間程度で消えていきます。
つっぱり感・違和感
皮膚を切除することにより、突っ張った感じがしばらく続くことがあります。
術後しばらくすると、皮膚の下が固くなることがあります。通常2~3カ月でやわらいできます。
左右差
腫れが残っている間は左右差が生じやすいです。
腫れが落ち着いても左右差が気になる場合は、ご相談ください。
睫毛外反
皮膚を過度に切除すると、下まつ毛が下方向に反り返ったり、粘膜が見えやすくなる(アッカンベーの状態)ことがあります。
改善させるのは難しいので、皮膚の切除は細心の注意を払って行います。
感染症
傷に細菌が感染すると、赤く腫れたり、痛みが出ることがあります。
抗生剤の内服薬で予防します。
肥厚性瘢痕・ケロイド
体質により傷あとが盛り上がることがあります。
傷あとが盛り上がる兆候が見られた場合には内服薬などで対応いたしますので、ご相談ください。
迷走神経反射
緊張と麻酔の痛みの影響などにより、血圧が下がって気分が悪くなることがあります。
しばらくすると落ち着きます。状況に応じて点滴や酸素吸入を行います。
注意事項
未成年者様(17歳以下の方)は保護者(親権者)様の同意書が必要です。
未成年者様同意書
ダウンロードし、記入後当日クリニックまでご持参ください。
・手術部位の腫れや違和感、膨らみや熱感など。このような症状は、数日以内に違和感がなくなることがほとんどです。
・脂肪吸引施術後は、激しい運動や長時間の入浴、サウナなど体が温まりやすい行為は控えて下さい。
・洗顔、シャワーは当日より可能、メイク、入浴は翌日より可能
・内出血が出る可能性がありますが、1〜2週間程度で落ち着いてきます。
以下の項目に当てはまる方は施術を受けられない場合がございます。
・ケロイド体質の方
・ペースメーカーや心臓除細動器、その他の植え込み型機器を装着している方
・妊娠中、授乳中、妊娠を希望されている方
上記以外に医師の判断により施術ができない場合がございます。
上記、または上記以外にご心配事があれば一度クリニックまでお問合せください