Medical diet
メディカルダイエット(GLP-1)
メディカルダイエット(GLP-1)とは?
メディカルダイエットの1つとして人気を集めているGLP-1は、痩せホルモンとも呼ばれ血糖値を下げるインスリンの分泌を促すホルモンのことです。このGLP-1を体内に投与することで食後の血糖値の上昇を抑制したり、胃腸の動きを抑制します。 そのため、空腹感や食欲の減少につながり、食事量を抑制できるようになります。 ストレスなく続けやすいため自然に体質が変わりますので、無理のないダイエット法の1つとして注目されています。
GLP-1の効果
01
胃腸の働きを抑制して満腹感を持続させる。
02
脳に働きかけて食欲を抑制する
03
脂肪分解を促進してエネルギーとしての消費をサポートする
04
太りにくい体質に改善する
GLP1
GLP-1を摂取するには「マンジャロ」「リベルサス」
当院では、メディカルダイエットで使用するGLP-1受容体作動薬に「マンジャロ」(2021年にFDAにより承認)「リベルサス」(2020年に厚生労働省より承認)という内服薬を採用しています。
●少ないストレス
ダイエットでは食事管理が最も重要ですが、自身で行う食事管理はストレスを感じやすく長続きしにくい。メディカルダイエットは、自然に食欲が抑えられるので、ストレスを感じにくく、効果的なダイエットに有効です。
●太りにくい体質づくり
胃腸の働きを抑制する効果をがありますので、消化が穏やかになり、満腹感を持続させ、太りにくい体質づくりに繋がります。
●週1回の治療
マンジャロは週1回の投与で効果が持続し、従来のGLP-1注射よりも効果が高く、副作用が少ないと言われています。
マンジャロ(GLP-1)の治療プロセスと用法
- 2.5 mg/週で治療を開始して、4週間継続します。
- 食欲が止まらなければ、5 mg/週に増量します。
- 食欲が止まっていれば、その量を維持量として継続します。
用法
1週間に1回、同じ曜日に皮下注射で自己投与します。
注射部位は、腹部、太もも、または上腕の皮下に行うことが一般的です。
●痛みのない治療
リベルサスは内服薬で、一日一回服用します。注射による投与と違い痛みも手間もかかりませんので無理なく続けられます。
リベルサス(GLP-1)の治療プロセスと用法
- 3㎎で治療を開始して、4週間継続します。
- 食欲が止まらなければ、7㎎に増量します。
- 食欲が止まっていれば、その量を維持量として継続します。
用法
空腹時(1日の最初の飲食の前)
1錠を120ml以下の水(コップ半分以下)とともに服用する。
最低でも服用後30分は飲食をしないことが重要です。
FAQ
- 効果はどのくらいで現れますか?
- →個人差がありますが、内服開始後2-3カ月ほどで、効果が現れる方が多いです。
- 保険適用になりますか?
- →自費診療扱いとなります。ダイエットなど、糖尿病治療以外で使用の場合、保険は適用されません。
糖尿病の治療薬としては保険適用となります。 - 個人輸入でも入手可能ですか?
- →個人輸入で入手可能ですが、当院ではおすすめしておりません。
医師の診断なしでの服用は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。また個人輸入した薬についてもその程度を判断できません。
注意事項
副作用
悪心:胸のあたりやお腹のあたりのムカつき、不快感・吐き気など。
便秘・下痢:便が硬く出にくくなったり、水のような便や柔らかい便が出たりします。
胃部不快感:胃内での食物残留時間が長くなることで不快感が出ることがあります。
上記に当てはまる症状がある方は医師にご相談ください。
マンジャロ・リベルサス(GLP-1)を処方できない方
GLP-1受容体作動薬によるメディカルダイエットが受けられるかどうかはクリニックにて初回受診時に診断いたします。
また、以下に該当する方は、治療を受けることができません。予めご了承ください。
- 妊娠中、授乳中または妊娠の疑いがある方
- 大きな腹部手術の既往がある方
- 以前に腸閉塞を起こしたことのある方
- 糖尿病、甲状腺疾患、肝機能・腎機能障害、肝臓・胆のう・膵臓に疾患のある方
- うつ病などの精神疾患がある方
- 内分泌疾患やステロイドなどの薬剤による肥満の方