アレルギーは、私たちの生活の質（QOL）を大きく低下させる要因となります。 当院のアレルギー科では、患者様のつらい症状を緩和し、アレルゲンを特定することで、健やかな日常を取り戻すサポートをいたします。

このような症状でお困りではありませんか？

以下のような症状がある場合、アレルギー専門の診療をおすすめします。

アレルギーとは？ 当院のアプローチ

アレルギーとは、本来体を守るべき免疫システムが、花粉や食べ物などの特定の物質（アレルゲン）に対して過剰な防御反応を起こしてしまう状態を指します。

当院では、単に症状を抑えるだけでなく、詳細な問診と検査を通じてアレルゲンを特定し、患者様一人ひとりに合わせた「原因の除去」と「症状のコントロール」を目指した治療計画をご提案します。

主なアレルギー疾患の診療について

●気管支喘息

気道の慢性的な炎症により、些細な刺激にも敏感に反応し、発作的に気道が狭くなる病気です。ハウスダストやペットの毛、ストレスなどが発作の引き金となります。

• 診断： 血液検査、胸部X線検査、呼吸機能検査などを組み合わせて総合的に診断します。
• 治療： 発作を予防し、気道の炎症を鎮めるための吸入ステロイド薬やロイコトリエン受容体拮抗薬などの長期管理薬が中心です。難治性のぜんそくに対しては、生物学的製剤（抗IgE抗体、抗IL-5抗体など）の適用も検討します。

●アレルギー性鼻炎・花粉症

ダニやカビ（真菌）、動物のフケといった通年性のアレルゲン、またはスギ・ヒノキなどの花粉といった季節性のアレルゲンによって引き起こされます。くしゃみ、鼻水、鼻づまりの三大症状により、集中力の低下など生活の質が著しく損なわれます。

●食物・薬物・金属アレルギー

特定の食物や薬、金属成分に対するアレルギー反応です。軽度の場合は抗ヒスタミン薬の内服や原因物質の厳格な除去で管理しますが、重度の場合は緊急時の対応（エピネフリン自己注射薬の処方など）についても指導いたします。

●アナフィラキシー

アレルゲンへの暴露後、短時間で全身に重篤な症状（じんましん、呼吸困難、血圧低下、意識障害など）が急激に出る状態です。生命に関わる危険な状態のため、速やかな救急対応が必要です。